新生宣教団
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残暑お見舞い申し上げます
猛暑や豪雨など、大変な日々でしたが、気が付くともう夏も後半に差し掛かっていますね。セミの声もどこか息切れしてきたような気がします。
今日はコラム「木につながれば実を結ぶ」と、最近更新された記事をお知らせします。このコラムの連載も、残すところあと3回となりました。どうぞお読みください!
木につながれば実を結ぶ

16 弟子訓練の奥義 その1 律法を課さない

 弟子訓練ということばをあちらこちらで耳にするのですが、どうも概念が一様ではないようです。弟子訓練をすると、信徒たちが何かの「働き」ができるようになり、「教会が大きくなっていく」と考える人たちが多いような気がします。

聖書の教える弟子訓練
 私がお伝えしたいのは、どこかの有名な〇〇教会の弟子訓練とか、弟子訓練の働きで有名な〇〇先生の弟子訓練というものではありません。聖書が弟子訓練についてどう教えているか、私の関心事はこれです。「聖書の教える弟子訓練」がわかれば、すべての教会が取り組むべき祝福される働きだということがよくわかり、概念も一致すると思います。

 聖書によれば、イエス様の弟子とは、イエス様を主とするしもべであり、イエス様のみことばに従う人です。ですから弟子訓練とは、教会を大きくするための手段ではなく、すべてのクリスチャンを、みことばを守る人に育てる働きです(マタイ28章18~20節)。日本の教会が閉塞状態にあるといわれる根本的な理由は、伝道のためのプログラムやイベント、各種の教会成長セミナーなどは熱心に行われているのに、「みことばに生きる」という最も大事な土台がしっかりと築かれていないところにあると、私は思っています。

 「聖書の教えはわかっているけど、できない」。なぜこのような悩みを持つクリスチャンが多いのでしょうか。聖書は守り、行うことができるものなのに、なぜクリスチャン夫婦がけんかばかりしていたり、子どもが反抗的だったりするのでしょうか。なぜ教会では、批判し合ったり、裁き合ったりしているのでしょうか。またなぜ、教会の集会には熱心に参加するのに、職場では地の塩、世の光として輝くことができないのでしょうか。これらの問題が解決されるならば、閉塞状態は打ち破れると私は信じています。別のことばで言うならば、クリスチャンが本来の姿を取り戻し、キリスト教が本来の姿に立ち返ることが、最も重要なことだと思うのです。

律法的行いを課さない

 では、弟子訓練をするとなぜ、牧師も信徒もみことばを守り、行えるようになるのでしょうか。これは奥義といってもいいかもしれません。

 みことばを守れないと考えている人の多くは、聖書の教えを律法的に考えています。「~しなければならない」「~してはいけない」と考えてしまうのです。例えば「すべてにおいて、夫に従わなければならない」と考えると、とても行うことができないと思います。
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 私たちは、子どものころから律法を課せられてきました。「勉強しなければならない」「掃除をしなければならない」というように、なすべきことを強制されて育ったのです。しかし、頭ではわかっていても勉強に打ち込むことができませんでした。散らかしこそすれ、きれいに掃除したり片付けたりすることはなかなかできませんでした。同じように教会で、聖書の教えを律法を課すように教えると、信徒たちはそれを守ることができません。「伝道しなさい」と教えると、「伝道しなければならないと頭ではわかっているけど、実際はできない」と悩むのです。

 弟子訓練を誤解する人の多くは、「牧師が信徒たちに何かをさせること」だと考えていますが、聖書の教えは違います。私は教会で弟子訓練をしていますが、だれにも何の律法も課しませんし、何の重荷も負わせません。

弟子訓練の奥義

 学んだ人が、喜んで進んでみことばを守り、行うようになる。これが聖書の教える弟子訓練です。

 私が弟子訓練をしている信徒たちに、実際に何をするのかといえば、ただみことばを真っすぐ教えるだけです。もしその信徒たちが夫ならば、「キリストが教会を愛されたように妻を愛しなさい」というみことばを教えます。しかし、私はこのみことばを守らせることはできません。もし私が、「会社が休みの日には、奥さんのために食事を作ってあげなさい」と言ったとするならば、それは「人」がする訓練になってしまいます。信徒たちにとっては、「人から課された課題」となるのであって、子どものころから課されてきた律法と同じであり、「自分から進んで、喜んで妻を愛する」という行動にはならないのです。

 人が課す訓練は、聖書の教える弟子訓練ではありません。このことについては一度で語り切れないので、次回またお話ししたいと思います。

(17につづく)これまでのコラムは ▶こちら

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