新生宣教団
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10月も半ばとなりました
秋ですが、今年はいつもより暖かい日が多いような気がしますね。寒暖差も激しいので、風邪などひかぬよう気をつけましょう!
今日はコラム「木につながれば実を結ぶ」の最終回と、最近更新された記事をお送りします。オンライン宣教報告会のお知らせもありますのでぜひチェックしてください!
来月からは別の「恵みの雨アーカイブ連載」が始まる予定ですのでどうぞお楽しみに!
木につながれば実を結ぶ

18 ただ愛すればいい

『ただ愛すればいい―恵みによる弟子訓練―』(オイコス出版)の出版を機に連載の機会を与えられ、早いもので今回でちょうど一年半になり、最終回を迎えました。

 以前お話ししたように、私は一度教会開拓に失敗しました。熱心にチラシを配り、伝道集会をし、朝早くから夜遅くまで働きましたが、信徒たちは去り、教会は崩壊してしまいました。幸いなことに、やがて弟子訓練が何かを悟り、牧師として回復し、再び開拓した教会も成長し続けています。弟子訓練がすばらしいのは、「回復」をもたらすことです。

弟子訓練とリカバリー

 息子たちが小さかった時、家族四人で出かけると、車の中はしばしば暗い雰囲気に陥りました。私が運転しながら「そろそろお腹がすいたね。ラーメンでも食べようか」と言うと、息子たちはうれしそうに「そうだね。ラーメン食べよう」と答えます。「じゃあ、ラーメン屋があったら教えて」と言いながら車を走らせていると、「お父さん、ラーメン屋があった!」と、息子たちが喜んで大きな声を上げます。すると私は、「遅いじゃないか。車は走ってるんだ。何でもっと早く教えないんだ」と怒り出すのです。そうして、楽しいはずの旅も、一瞬にして暗くてつらいものになるのでした。

 しかし、弟子訓練に出会えたのは幸いでした。私はみことばに生きるようになり、息子たちをありのまま愛することを心がけるようになったのです。

 長男は中学生の時、遅刻した女子生徒を男性教師が足げりするという校風の中で、大人が信じられなくなり、ひどく傷つきました。高校に行くと、予習も復習も宿題も、テスト前の勉強さえもしない子どもになっていました。三者面談に行くと、担任の先生から遅刻が多いことを指摘されました。それでも私は、息子を責めたり非難したりせず、みことばに従ってありのまま愛し続けました。息子はやがて回復し、アメリカの州立大学に留学し、ほとんどがアメリカ人というクラスの中で成績一、二を争うほど、まじめに熱心に勉強するようになりました。

 次男が高校生の時に、家族四人で原宿を歩きました。若者があふれている原宿で、両親と歩く高校生などほとんどいませんが、ブランド品の店を、「これがかっこいい」「これは高い」と四人で話しながら、楽しく見て回りました。息子たちは、中学生の時も高校生の時も、親と歩くことを嫌がったことがありません。親子がいつでも仲がいいのは、みことばを守ること、すなわち「愛する」という祝福を知ったが故です。
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ただ愛すればいい

 私たちの教会で弟子訓練を受けた姉妹たちは、「夏休みが楽しくなった」と言います。普通、夏休みが始まると「これから四十日間も子どもが学校に行かないで家にいるのか」と親たちはよく嘆きますが、彼女たちは、「子どもと一緒にいられて、こんなに楽しかった夏休みは初めて」と言います。親は何かとつい口うるさくなりがちですが、彼女たちは弟子訓練によって、みことばを守ること、子どもを「ただ愛すればいい」ということをつかんだのです。

 ただ愛する、これが弟子訓練の実であり、祝福です。キリストの弟子とは何かの働きができる人、と考えてしまいがちですが、聖書によれば、弟子とはイエス様の戒めを守る人であり、イエス様の戒めとは、互いにありのままを愛し合うことです。イエス様は、弟子の証しとは何かを次のように話されました。

 「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。もし互いの間に愛があるなら、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるのです」(ヨハネ13章34~35節)

 イエス様が私たちを愛してくださったように、互いにありのままを愛し合う、これがイエス様の弟子です。ですから弟子訓練をすると、教会は裁きや批判が消えて、愛にあふれていきます。教会はありのまま愛し、愛される心安らぐ所です。教会がそのように愛において成長すると、信徒たちを通して自然に人が救われるようになります。

 もちろん、弟子訓練を受けてすぐにみことばに従う人もあれば、だいぶ年月がたってからみことばに生きる幸せを悟るようになる人もいます。牧師の私は、信徒たちがどうであっても変わらずに、ただ愛することを心がけるばかりです。

これまでのコラムは ▶こちら

※「木につながれば実を結ぶ」の連載は今回で最終回です。来月からはまた別の「恵みの雨アーカイブ配信」を掲載予定です。どうぞお楽しみに!

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