カリブ海諸国・南米に広がるマンガ聖書による福音の力

日本から飛行機を乗り継いで1日かかるカリブ海諸国・南米。この地でも「マンガ聖書」が福音宣教や教会学校、弟子訓練など様々な場面で活用されています。
子どもや若者たちに福音を届ける有効なツールであり、特にドミニカ共和国では過去2年間で200以上の新しい教会が開拓される中で、マンガ聖書が重要な役割を果たしたという報告も届いています。
「このマンガを通して何千もの命が変えられた」「デザインや印刷のクオリティが高く、とても親しみやすい」といった声も寄せられており、マンガ聖書が現地で確かに用いられていることを実感します。皆さまのご支援に心より感謝するとともに、現地からの励ましの証を分かち合いたいと思います。

 

①パラグアイ ダイアナ・サラモ宣教師の証

イサエルくんとグロリアさん
イサエルくんとグロリアさん

10歳の少年イサエルくんは、白血病との闘病生活のさなかに、宣教師ダイアナ・サラモさんからイラスト付きの新約聖書を受け取りました。「彼の喜びは、はっきりと表れていました。遊ぶのをやめて、すぐに本を手に取り、福音書のいくつかの物語を読み始めたのです」と語るのは、教育を通じて福音を伝える働きをしているサラモ宣教師です。イサエルくんの母・グロリアさんも、こう証ししています。「あの時から、息子は聖書の物語をとても熱心に読み始めました。いつも神のことばを持ち歩いていて、読んだ話を私にも話してくれました」。
やがてイサエルくんは、このマンガを通してイエス・キリストを信じ、福音を受け入れました。人生で最も苦しい時期に、このマンガが彼の心を希望と喜びで満たしてくれたのです。
最後の化学療法の日、イサエルくんが病院に持っていくものに選んだのは、おもちゃではなく、「自分に喜びと希望を与えてくれたあのマンガ」でした。彼にとってそれだけで十分だったのです。彼の心に詩篇23篇の言葉があったのかもしれません。「たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、 わざわいを恐れません。 あなたがわたしと共におられるからです。
残念ながらイサエルくんが病院から戻ってくることはありませんでした。しかし、彼は主のもとに召される恵みにあずかり、その信仰は家族全員がイエス・キリストを受け入れるきっかけとなりました。
「彼の人生に“間に合った”のです。そして、同じように神の愛がさりげなく、しかし確かに現れる証が他にもたくさんあるのです」と、サラモ宣教師は語ります。
イサエルくんと母グロリアさんが、マンガ福音書を手に笑顔で写っている一枚の写真。それは、希望と永遠のいのちの種がまかれた証しとして、今も私たちに語りかけています。

そして母・グロリアさんも…

息子イサエルくんが闘病していた間、そして彼が天に召された後も、グロリアさんはいつもそばに「マンガ聖書」を置いていました。「息子が亡くなったあとは、本当に深い悲しみに包まれました」と、彼女は穏やかな笑顔で語ります。「その悲しみの中で私は決心したのです。病院にいる他の子どもたちにも、このマンガ聖書を届けたい。子どもたちやその家族と一緒に聖書を読み、分かち合うことが、私自身の慰めにもなりました」。グロリアさんは自身の悲しみの経験を通して、他の人々に神の希望と慰めを届けています。その姿は、私たちにとっても大きな励ましとなっています。

 

②ベネズエラ オペレーションレスキューの証

オペレーションレスキュー
オペレーションレスキュー

オペレーション・レスキューは、家族の絆を回復し、強めることを使命とするベネズエラの全国組織です。この働きの中で、マンガ聖書をご提供くださった皆さまに心から感謝いたします。
マンガ聖書は、各地の地域社会で行われている活動において、救いのメッセージを届ける大きな助けとなっています。特に青少年や更生団体「アルヘリア・ラヤ」のスタッフにまで福音が力強く届いています。皆さまのご支援により、私たちは聖書の学びや弟子訓練、各種ワークショップを実施することができ、多くの家族に変化がもたらされました。
ある母親はこう話しています。「息子がイエス様を信じ、悪習や問題行動から解放されました」。これは神様の力が確かに地域に働いている証です。
さらに私たちは、「親のための学校(Escuela para Padres)」を立ち上げ、子どもや若者向けの聖書レッスンを始めました。すると、親や教師たちの間にも「自分たちも学びたい」という声が広がり、大人向けの学びのグループやワークショップ、さらには高齢者のための弟子訓練プログラム「黄金の時代(The Golden Age)」もスタートしました。私たちは日々、若者とその家族が福音によって変えられていく様子を目の当たりにしています。この働きの一員でいてくださる皆さまに、心から感謝いたします。

 

③キューバ デミス・ディアス牧師の証

ティバイレさん
ティバイレさん

キューバの教会を代表して、マンガ聖書をご提供くださったすべての方々に、心から感謝いたします。これらのマンガ聖書は、特に子どもや青少年にとって大きな影響をもたらしており、彼らの信仰を育て、神の物語への理解を深める貴重なツールとなっています。
その一例として、ティバイレ・タリアさんの証をご紹介します。
「私は幼いころから教会に通い、聖書の話をたくさん聞いてきました。何度か聖書全体を読もうとしたこともあります。でも、正直言うと、よく分からないところも多かったのです。そんな時に『マンガ メサイア』を手に取りました。絵で描かれた福音の物語にすぐに心を奪われました。あまりに読みやすくて感動したので、このまま読んでいいのかな?とお父さんに聞いたほどです。すると父は『これは四福音書をまとめたものだから、大丈夫だよ』と教えてくれました。私は9歳のときにこのマンガを受け取りました。今は13歳で、イエス・キリストに仕え、神の栄光のために歩んでいます。イエスは私の主であり、救い主です。2024年12月1日に洗礼を受けました。今では大人用の聖書も読んでいますが、それでも私は今も『マンガ メサイア』を読み続けています。」
ティバイレ・タリアさんのような証は、私たちの地域社会では決して珍しいことではありません。多くの子どもたち、そして若者たちが、こうしたマンガ聖書を通して福音を受け取り、人生を変えられています。これらの聖書を届けてくださった皆さまに深く感謝いたします。皆さまのご支援がキューバの若い世代の心に、永遠の希望を灯しています。

 

④プエルトリコ オリリスちゃんの証

オリリスちゃん
オリリスちゃん

プエルトリコのサンタ・イサベルにある教会に通う10歳のオリリスちゃんは、神様に心を開いている女の子です。両親とともにすべての礼拝に出席し、日々み言葉を学んでいます。
ある日、教会での教えを聞いたあと、オリリスちゃんはクラスメートのアブディエルくんについて話してくれました。彼は無礼な振る舞いをし、神さまが悲しまれるようなことをしている様子で、「きっと家庭で良いことを教えてもらっていないと思う」と静かに語りました。
その後、彼女は『マンガ メサイア』を受け取り、この本をアブディエルくんに渡すという使命を喜んで引き受けました。先生のエリザベスさんと一緒に、彼がイエスを知ることができるようにと心から祈りました。子どもたちの中にある信仰が、こうして別の子どもに届けられていく。このような小さな一歩が、やがて大きな救いへとつながっていくのです。
どうかアブディエルくんのような子どもたちが『マンガ メサイア』を通して神の言葉を受け取り、人生が変えられていくように皆さまもぜひお祈りください。

 

⑤プエルトリコ アルナルド・ベレスさんの証

アルナルド・ベレスさん
アルナルド・ベレスさん

2025年度CROEC(住込みの教育センター)の卒業クラス「エリオナイ」は、その学業の節目を非常に意義深く祝いました。彼らが受け取ったのは、『マンガ メサイア』と連動したインタラクティブなゲームアプリという特別な贈り物でした。この贈り物は、単なる知識の提供にとどまらず、霊的なつながりや、人生の価値について深く考える機会を若者たちに与えるものです。CROEC卒業クラスの理事メンバーであるアルナルド・ベレス氏は、次のように語っています。「このような贈り物は、教育と信仰が融合することで、若者たちの人生に永続的な影響をもたらし、彼らの未来の歩みに方向性を与えてくれます。新しい世代のリーダーたちの心に神の言葉が蒔かれていく姿を見るのは、なんと美しいことでしょう!」
こうしたプロジェクトを支援してくださっているすべての団体・ミニストリーに、心から感謝いたします。若者たちが神のことばを通して導かれていく未来に、私たちも大きな期待を抱いています。


このように日本文化であるマンガが、遠く離れたカリブ海諸国・南米で福音宣教のために用いられていることを心から感謝しています。現地からは今も「もっと多くの子どもたちに届けてほしい」という声が次々と届いています。先月はキューバ、ドミニカ共和国、ホンジュラス、パラグアイ、メキシコ、エクアドルに向けて、今月はベネズエラに向けて計10万冊を超えるマンガ聖書を発送しました。このマンガ聖書が福音宣教に豊かに用いられ、この働きをさらに前進させるために、ご支援とお祈りをお願いいたします。皆さまのご協力によって、より多くの子どもや若者たちに福音が届いていきますように!

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