去る11/22(火)に、ビルマ語聖書の発送式が行われました!
発送された聖書は、ビルマやタイに聖書を送り届けているミッションパートナー(宣教困難国のため団体名は伏せます)によって、配布が行われます。
このプロジェクトのためにご支援とご協力をくださった、ジョン&ベッキー・ノックス宣教師ご夫妻も発送式に駆けつけてくださり、共に祈って送り出しました。
ご夫妻は、ビルマやタイに聖書を送り届けているミッションパートナーの支援者であり、協力者で、宣教団からほど近い毛呂山で宣教活動をしておられます。
今回ビルマ語聖書をご支援くださった経緯や、ビルマ語聖書について、短くインタビューさせていただきました。
妻のベッキーは日本で生まれ、彼女の両親は日本で宣教活動をする宣教師でした。
ベッキーは日本で育ったのちアメリカに渡りましたが、私と結婚し、1987年に再び宣教師として日本に来て、それ以来私たちは日本で暮らしています。
最近、与えられた資金をどのように用いたらよいかと祈っていたのですが、ちょうどその時、ベッキーの姉から、彼女が前からサポートしている宣教団体の話を聞きました。
ミャンマーのための宣教活動をしている団体で、最近新しい聖書を作ろうとしているという話でした。
彼らはちょうど一年ほど前にも、この新生宣教団で2000冊のビルマ語聖書を印刷し、それらはすでにすべて配り終わりました。
その時に印刷された聖書は、200年ほど前の訳だったのですが、現地ではとても親しまれている良い訳でした。でも現地の人々が使っているうちに間違っているところなども見つかったため、この1年間、その宣教団体は現地のクリスチャンたちと協力して、正しく新しい聖書の訳に改訂しました。そのため、彼らはこの新しく編纂された聖書を印刷したいと願っていて、印刷してくれる会社を検討しているとのことでした。
ベッキーの姉は新生宣教団の事も昔からよく知っていましたので、彼女は新生宣教団で印刷することを勧め、ふたたび新生宣教団で印刷することになりました。たまたま私たちは新生宣教団のすぐ近くに住んでいましたから、そのための支援や手伝いなどもしやすかったのです。
聖書は近隣国に送られ、現地のスタッフやたくさんのサポーターによって独自の方法で配布されています。雨の多い地域ですから、港から専用の倉庫に送られて、配布されるまではそこで保管されています。
聖書はとても貴重で、誰にでも配られるわけではなく、本当にそれを必要としている人たちに、少しずつ無料で届けられます。現地の牧師先生も一緒に聖書を運ぶと聞きました。ビルマ語の聖書を求めている人々は沢山います。
そうですね、ミャンマーでの聖書配布は政治的・宗教的な背景もあって、色々と困難もありますが、それでも祈りによって、何とか配ることができています。特に今はクーデターのこともあって厳しい迫害もあるようですから、どうぞ覚えて祈ってください。
ベッキーの姉は、フロリダで小学校の先生をしていましたが、子どもたちにも呼び掛けて聖書を印刷するための献金を集めて送ったりしていました。
日本やアメリカにいる私たちは聖書を自由に手にすることができますが、それを手にするだけで終わるのではなく、ちゃんと読んで、神様の語りかけに応答するものでありたいですね。
ジョン・ノックス先生、またベッキー・ノックス先生、貴重なお時間をいただきありがとうございました!
不思議な導きによって、ビルマ語の聖書をふたたび新生宣教団で印刷できたことを心から感謝します。
神様から自由に聖書のみ言葉に触れるチャンスをいただいている私たちは、遠いところにいる聖書を手にすることのできない兄弟姉妹を覚えて、祈るものでありたいと思わされました。
今回送られた尊い聖書の一つ一つが、無事に届けられ、豊かに祝福されて用いられますように。また現地のミッションパートナーや兄弟姉妹のために覚えてお祈りください。
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