ミッションパートナー紹介「聖書同盟」【後編】

聖書同盟【後編】

 
新生宣教団に仕事をご依頼くださるミッションパートナーをご紹介するこのシリーズ。
「聖書同盟」全体の総主事と、青少年伝道の領域である「CSK(中学生聖書クラブ協力会)」の主事を兼務する嶋田博考総主事にインタビューさせていただきました。
【前編】では、聖書同盟の歴史や、その働きやビジョンについてご紹介しました。
●【前編】の記事はこちら

【後編】となる今回は、聖書同盟で発行している聖書通読誌『みことばの光』と『ジュニアみことばの光』や、新生宣教団で印刷させていただいた最近出版の書籍、近々開催予定のイベント情報や、日々聖書に親しむ「みことば生活」推進についてのインタビューをご紹介します!

 

聖書通読誌『みことばの光』と『ジュニアみことばの光』について

特に作成する上で、特別な思いで力を入れているところなどあれば教えてください

「みことばの光」は10年ほど前から冊子のサイズや字の大きさを大きくして、ご高齢の方にも読みやすくなりました。生涯にわたってみことばとともに歩む生活をお支えしたいと願っています。
みことばの光

『ジュニアみことばの光』は中学1年生から高校3年生のユースを対象としています。特に、CSKは中学生に重きを置いた中高生伝道ですので、メインとなるのは中学生になります。
多くの皆さんに知ってほしい事としては、特に『ジュニアみことばの光』のほうでは、聖書翻訳の違いに配慮して作成しています。
基本的には新改訳聖書2017に準拠していますが、多くのキリスト教主義のミッションスクールでは新共同訳を使っています。教会の聖書は新改訳、学校の聖書は新共同訳という場合に、何か聖書に対する信頼を損なうことがないようにと思います。それで、新改訳を使う読者と新共同訳を使う読者の両方に配慮しています。例えばヨシュア記のある箇所で、新改訳では「ヨシュアは年を重ねて」となっているところが新共同訳では「多くの日を重ねて」という表現になっています。そのような場合は〈括弧〉書きで加えます。これは本当に執筆にも編集にも時間がかかる作業なのですが、中高生が少しでも聖書に親しんでもらうために、と思って力を入れて取り組んでいます。
ジュニアみことばの光
表紙のデザインもこの4月から一新しました。5年サイクルで変えているのですが、今回は若い人の日常の持ち物であることを意識し、一般用の「みことばの光」と並べたときもどこか統一感がある、おしゃれなデザインになっています。
『ジュニアみことばの光』は穴埋めや選択の問題があったり、聖書からの抜き書きなどがあったりして、より取り組みやすいように工夫しています。
また自分の生活に当てはめて考えやすいように導入も工夫されています。例えばある日の導入は「学校行事や部活動など、先輩からの意志を受け継いでいく、そんな経験をしている人も多いでしょう…」といった具合です。少しでも聖書への興味や関心が湧くようにと思いながら作っています。

『みことばの光』や『ジュニアみことばの光』を入手するにはどうしたらよいですか?

キリスト教書店などでも扱っていますが、教会を通して教会単位でご注文いただくこともできます。
聖書同盟に直接電話などで注文していただいてもちろん構いません。

●『みことばの光』、『ジュニアみことばの光』はこちらからご注文いただけます。
聖書同盟公式WEBサイトいのちのことば社通販サイトWINGSゴスペル・ライト・ストアバイブルハウス南青山

 

聖書通読のすすめ

聖書を読もう!

「聖書通読を始めてみようかな…」とお考えの方に、メッセージがあればお願いいたします

聖書通読をしているというと、何か「特別にすばらしい人たち」というイメージがあるかもしれませんが、そういうわけではなくて、その信仰の良い習慣が身につくまで、神様があきらめずにお助けになった人たちだと私は思います。
神様はすべての人にその良い習慣のために助けてくださるはずなので、『聖書を毎日読むなんて、よっぽどすばらしい信仰者なんだろう』と距離を感じたり難しく思ったりせずに、ぜひそのような生活をともにしましょうとお勧めしたいです。

先生ご自身が聖書通読をするようになったきっかけなどがあれば、お話を聞かせていただけますか?

高校2年生か3年生の時のキャンプです。「毎日聖書読んでる人~」と挙手を求められたときに、自分は当時読んでいなかったので手を挙げられなかったんです。
そのことが自分の中で印象に残って、それから毎日受験勉強をするときに、勉強の前に聖書を読むようにしようと思いました。読み始めたのは高校3年生の受験の時です。

それから大学3年生のときに、クリスチャンの友人が「毎日デボーションするなら『みことばの光』がいいよ」と勧めてくれたんです。そう言われてみると、私の母の聖書にも「みことばの光」がいつも挟まっていたなあと思い、『そうか、自分もそんな歳になったか』と思いながら使い始めました。それからずっと使っています。

毎日聖書を読むようになって、何か変化などはありましたか?

信仰者というのは日々変えられていくものではあると思うのですが、一番大きいのは、イエス様の呼ぶ声が、聞こえる範囲で生活しているという安心感があることですね。
「今日の聖書箇所、ビビッと来た!」とか、そういうことが毎日あるわけではないのですが、神様が何か大切なことを伝えてくださる時は、聖書に耳を傾けるこの時だなという安心感があります。

 

新生宣教団との関りや書籍のご紹介

新生宣教団との関りや、新生宣教団で印刷した書籍などについてもお話しを伺えますか?

新生宣教団さんには大変お世話になっています。最近印刷をお願いした書籍についてご紹介させていただきます。

E100(イーワンハンドレット)チャレンジガイド

E100チャレンジガイド2019年4月に発行されたもので、一人でも使えますが、グループで聖書を読みながら分かち合いができるようにと作られた、グループデボーションのテキストになります。
ちょうど出版と同時にコロナが流行り出し、なかなか集まりを持つのが難しい時期が続いていましたが、コロナが落ち着いてきた今、ぜひ多くの方に用いていただきたいなと思っています。
この本のポイントは、新約聖書と旧約聖書から、50ずつの聖書箇所が選ばれていることです。聖書同盟が聖書全体を理解するためにどの箇所を選んだか、そんなことにも関心を持って手に取っていただければと思います。
なかなかのボリュームがあって、これ一冊で天地創造から、黙示録の新天新地まで、聖書全体の流れを把握できるようにと作られています。

E100チャレンジガイド これだけは読みたい聖書100箇所

ホイットニー・T・クニフォルム著 聖書同盟訳
A5判/140ページ 定価800円(税別)

新生宣教団さんには、他にも『神との豊かな交わり』など、いろいろな書籍を印刷していただきました。感謝しています。
本の出版を考えたときには、「まずは新生宣教団にお声がけしてみようか」という感じで、いつもお世話になっております。

●『E100(イーワンハンドレット)チャレンジガイド』はこちらからご注文いただけます。
聖書同盟公式WEBサイトいのちのことば社通販サイトWINGSゴスペル・ライト・ストア

 

イベントやおすすめ情報のお知らせ

近々予定されているイベントなどがあれば教えてください

JCEロゴ今年の9月に岐阜県で日本伝道会議(JCE7)※が持たれますが、その分科会としてスモールグループ・セミナーというものを開催します。
聖書を読む会と、日本ウィクリフ聖書翻訳協会と、聖書同盟の三団体が協力して行うセミナーです。
すでに2回開催しているのですが、第3回目となるセミナーが、9月の日本伝道会議で開催される予定です。
日本伝道会議に参加される方はもちろんですが、日本伝道会議に参加されない方も、オンラインで参加できますので、スモールグループの学びに関心がある方はぜひ参加してください。

※日本伝道会議は、日本宣教を考える福音派諸教会による伝道会議です。

9月21日 日本伝道会議 分科会「スモールグループ・セミナー」

日本ウィクリフ聖書翻訳協会、聖書同盟、聖書を読む会の三団体が、スモールグループの大切さを聖書に基づいて広く呼びかけます。

日時2023年9月21日(木)19:00-20:30
内容【第一部】講演会19:00-19:30
「聖書の中のスモールグループ」
講師 島先克臣師(聖書を読む会 総主事)
【第二部】分かち合い19:30-20:00
【第三部】全体会 20:00-20:20
参加費無料
参加方法リアル:伝道会議参加者は、会議事務局を通してお申し込みください。
オンライン:お名前と「伝道会議分科会参加希望」と書いて sykoffice21@gmail.com 宛にお申し込みください。
すでに申し込み受付中です(申し込み締め切り9月18日)。
直前に、詳細とリマインダーメールを差し上げます。

●日本伝道会議についてくわしくはこちら
日本伝道会議(JCE7)公式WEBサイト

 

中高生のにおすすめしたい情報

全国の中高生にアピールさせていただきたいことが二つあります。

青少年国際キャンプ

中高生の国際交流一つは「青少年国際キャンプ」という働きです。3年に一回行われているキャンプで、前回は2019年の年末から2020年の年始にかけてマレーシアで開催されました。コロナの流行をきっかけに休止していたものなのですが、それぞれの国と地域のスクリプチャー・ユニオンから集まって、同じ年代の青少年のクリスチャンと交わりを持つことができるというキャンプです。
このキャンプを経験した青少年たちは本当に恵みを受けています。人生の早い段階で、海外の、同じイエス様を信じる人たちと出会うことは今後の人生のためにとても意義のあることだと思います。今はコロナの終息を待っているところですが、再開したら次はインドネシアでの開催です。牧師先生とご両親に相談して、ぜひ参加をしてほしいなと思っています。

CSKグループデボーション

オンラインデボーションそしてもう一つが、コロナを機にスタートした働きなのですが、CSKグループデボーションというものをオンラインで行っています。
月に一回、第二日曜日の15:00から15:40という時間で、その日の『ジュニアみことばの光』の聖書日課を書いた牧師先生と一緒に、デボーションをするというものです。
「毎日聖書読んでる?」とか、そんなことを聞くこともありませんし、聖書知識のあるなしを問うようなこともありません。たった二つの質問だけです。
それは「今日の箇所で心に留まった節がありますか?」という質問と、「どうしてその節が心に留まったんですか?」という質問です。
そしてその質問について分かち合った後、最後は執筆者の牧師先生がメッセージをしてくださる、というプログラムになっています。
中学生伝道の聖書同盟らしく、中高生はまだ大人の適切な守りや導きが必要な年代ですから、中高生だけではなく、「教会の大人だれか一人と一緒につないでください」ということでお願いしています。

「青少年国際キャンプ」や「CSKグループデボーション」の詳細については、聖書同盟公式サイトからお問い合わせください。
聖書同盟公式WEBサイト


貴重なお話の数々をありがとうございました!
聖書同盟では非常に様々な働きをされていて、特に多くの人の聖書を読む生活や中学生の救いと信仰の成長にビジョンを持っていることがわかりました。尊いお働きがますます豊かに祝福されますように、お祈りします。
皆さんもこの機会に、一緒に聖書通読を始めてみませんか?デボーションガイド『みことばの光』や『ジュニアみことばの光』もぜひチェックしてみてください。
また『E100(イーワンハンドレット)チャレンジガイド』は、聖書全体を体系的に学ぶことができるテキストで、教会やサークルの聖書の学び会で使うテキストにお勧めです。9月の「スモールグループ・セミナー」はオンラインであれば無料で、どなたでも参加できるようですので、ぜひその情報にアクセスしてみてください。

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