※カバー画像はミッションパートナーPBRより
アフリカでの聖書の必要性は非常に大きく、自分の聖書を持ったことがないクリスチャンが数多くいます。
新生宣教団は、福音が広がり続けているアフリカ全土での聖書のニーズを満たすために、長年にわたりさまざまなミッションパートナーと提携し、聖書とマンガ聖書の両方を多くのアフリカ諸国に供給してきました。
そんな中、今年新しくパートナーシップを組み始めたミッションパートナー「プロジェクト・バイブル・ランナー(PBR※)」と共に、「ルガンダ語(ウガンダの主言語)」と「キスワヒリ語(ケニアとタンザニアで使用)」の聖書を作ることになりました。
※PBRの使命はイエスを信じる人が神の言葉を手にするまで、すべての国、部族、人々のために聖書を集め、聖書を走らせる(届ける)ことです。
通常は各国のミッションパートナーから送られてくるデーターを印刷するのが私たちの働きですが、今回の聖書は、最初の組版データーから新生宣教団内で制作します。
実際に版組(レイアウト)をしているデザイナーに、組版のようすを説明してもらいました。
この画像はキスワヒリ語のフォーマットを制作しているようすです(この画面は創世記)。
現段階では、「段落・文字スタイル」というものを制作し、それぞれの段落、文字に適応させています。
こうすることにより、変更をかけたい時など、一括で行うことが出来ます。また、ページ上部に表記する聖書箇所も、各ページ手動で書き込んでいくのは膨大な時間がかかってしまいますが、設定をする事により自動入力させる事が出来ます。その他、脚注を各々の箇所と同じページに表示させたり、文中の節番号を行末で改行させないなどの設定があります。
この後、キスワヒリ語、ルガンダ語のハイフン情報(※)を読み込んで行きますが、それによって、各行の字間単語間スペースがかなり適切に調整され、より現地の方々に読みやすい組みになります。
※ハイフン情報:一つの単語の適切な箇所でハイフンを付け、改行してもらうための情報。スワヒリ語もルワンダ語も英語とは違う各々のハイフンルールがあります。それを読み込む事で、文章を両端揃えにした時に、自然な組みになります。
聖書を一から作るというこの新しいミッションを私たちはとても楽しみにしています。
この聖書が完成すれば、コストを抑えてより多くの聖書をアフリカに送ることができるようになります。
今年か来年にはこれらの聖書を印刷できればと願っています。
制作にあたるデザイナーが守られ良いものが作られるように、また印刷に必要な資金を集め、実際に現地で配布を行うミッションパートナーのためにも覚えてお祈りください。
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