カンボジア人少女の旅路:喪失から希望へ

背景写真はWikipediaから Adam Jones from Kelowna, BC, Canada, CC BY-SA 2.0 , via Wikimedia Commons/Corto Maltese 1999, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons/KY Geologist, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons/James Antrobus, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons
 

カンボジアのコンポンチャナン州に10歳のジョイ(仮名)という少女が住んでいます。ジョイは4年生で、彼女の経験は、深い悲しみの中にも尽きることのない希望が与えられるということを物語っています。ミッションパートナーであるOneHopeのために新生宣教団が印刷した小冊子は、ジョイにとって心の拠り所となりました。『マンガ メインジャー』に描かれているイエス様の無条件の愛を発見することで、ジョイは悲しみと貧困というつらい感情を乗り越えることができたのです。

ジョイが9歳の頃、彼女のお父さんは家族の食料のために、魚を釣りに行ったとき、不幸にも命を落としてしまいました。お父さんは家族の大黒柱だったので、父親の死は衝撃的でした。特に3人兄妹で末っ子だったジョイは、お父さんを突然亡くした悲しみと痛みを深く感じていました。

カンボジア人少女の旅路親を亡くした悲しみは、子どもの心には重くのしかかるものです。多くの場合、愛する人を突然失ったことを理解し、対処できずに苦しみ、迷子になったような孤立感を味わいます。ジョイのような子どもはさまざまな感情を経験するかもしれません。悲しみから怒り、そして混乱から罪悪感。このような深い喪失感は、心の安定や周囲と関わる力に影響を与えてしまいます。しかしジョイの場合は、地域の教会を通して受けたサポートが、彼女を深い悲しみから立ち直らせる出発点となりました。

悲しみの中、ジョイはキッズ・プログラムを行っている教会のことを知りました。彼女はお兄さんに「連れて行って」と頼み二人で毎週通うようになりました。ジョイはこの地域の教会に逃れ場と慰めを見つけ、新しい友だちもできました。

あるクリスマス、教会は子どもたち一人一人にOneHopeから贈られた『マンガ メインジャー』を配りました。ジョイはその本がとっても気に入り、学校の友だちにも配りたいと思ったほどでした。彼女は、先生に「もっとこの本をください」と頼み、教会に友だちを招きました。

彼女の友だちはその本を読み、教会のプログラムを楽しみました。ジョイの心の中では、信仰を分かち合う喜びが、だんだん大きくなっていったのです。そして、彼女はついにイエス様に従うことを決断しました。先生はイエス様についてもっと学びたいという彼女の夢を、定期的な聖書の勉強会を通してサポートしてくれました。

カンボジア人少女の旅路4か月の学びの後、ジョイと友だちは洗礼を受けて、教会の日曜学校教師のアシスタントになりました。今でもお父さんが恋しいですが、ジョイは教会の家族や、新しく持った信仰によって平安を見出しています。イエス様がいつも共にいて愛し、彼女を思ってくださっていることを確信しているからです。

ジョイの物語は、信仰と教会コミュニティーが、人々に対していかに力強い働きをするかをはっきりと示しています。支援者の皆様は聖書やマンガ聖書の印刷、そして配布を可能する重要な役割を担ってくださっているのです。このミニストリーをサポートしてくださる皆様の誠実な祈りや献身は、印刷物という書籍への支援だけではなく、世界中の数えきれない子どもたちとその家族の、将来と救いを支援してくださっているのです。
喜びをもって捧げてくださっている支援者の皆様に心から感謝いたします。

 

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