ハワイ語マンガ聖書プロジェクト第4話|なぜ日本人はハワイで福音と出会ったのか ― 歴史から見る信仰の広がり

前回のあらすじ

ハワイ語はかつて禁止され、日常から消えかけた時代がありました。それでも、言葉と信仰を守ろうとする歩みは続いています。今回は、そのハワイの信仰の歴史が、どのように日本人ともつながっていったのかを見ていきます。

「ハワイ」と聞くと、多くの日本人が思い浮かべるのは、美しい海や観光地の姿かもしれません。実はそこには、日本人が福音と出会い、信仰を受け取り、また日本へと持ち帰っていった歴史もあります。

なぜ、日本人は遠く離れたハワイの地で福音と出会ったのでしょうか。その背景には、一人のハワイ人青年の信仰と、そこから広がっていった宣教の流れがありました。

 

一人の青年の信仰から始まったハワイ宣教

ハワイに福音が届けられるきっかけとなった人物であり、ハワイ人初のクリスチャンとなったヘンリー・オプカハイア。彼はハワイで生まれ、後にアメリカへ渡り、そこでキリスト教と出会い、信仰を持つようになります。彼の心には、いつも故郷のハワイがありました。

しかし、彼は故郷に戻ることなく、若くして天に召されましたが、彼の信仰の証はそこで終わりませんでした。

彼の死後にアメリカで出版された回想録『Memoirs of Henry Obookiah』は、多くの人々の心を動かし、「彼が帰れなかったハワイに宣教師を送ろう」という機運が高まります。その流れの中で、1820年に最初の宣教師がハワイへ派遣されました。一人の青年の祈りと願いが、やがてハワイ全体へ福音が届けられる大きな流れとなっていったのです。

 

ハワイからアジアや日本へ

この海外宣教の働きは、ハワイだけにとどまりませんでした。アメリカ海外伝道評議会(ABCFM)を通して、宣教の働きはアジアにも広がっていき、やがて日本にも宣教師が派遣され、福音が届けられていきます。

つまりヘンリー・オプカハイアの証から始まった宣教の流れは、ハワイを越え、アジアや日本へとつながっていったのです。

 

日本人移民がハワイで出会った福音

19世紀後半から20世紀初めにかけて、多くの日本人がサトウキビ農園で働くため移民としてハワイへ渡り、キリスト教と出会う人も多くいました。

やがて日本語教会が生まれ、日本人クリスチャンの信仰が育まれていきます。

ヘンリー・オプカハイアの信仰と証は、故郷のハワイだけでなく、後に日本人移民がハワイで福音と出会う場ともなり、帰国した人々によって、日本人に福音が届くきっかけにもなったのです。

そういう意味で、日本人にとってハワイは、観光地としてだけでなく、信仰の歴史の中でもつながりのある場所と言えるかもしれません。

 

私たちに託されていること

この福音のつながりが、これからの世代にも受け継がれていくように、祈ってまいりましょう。

この流れは、遠いハワイの出来事ではなく、私たち日本人の信仰ともつながっています。これまで誰かが担ってきたこの働きが、次の世代へと手渡されようとしています。

ハワイ語のマンガ聖書プロジェクトによって信仰が次の世代へとつながれていくために、皆様のお力添えが必要です。思いが与えられましたら、この働きのためにご支援をお願いいたします。

プロジェクト進行中!

現在、このプロジェクトではハワイ語の『マンガ メサイア』『マンガ ミューティニー』『マンガ マジェスティー』それぞれ約8,400冊、計約25,000冊の印刷を目指しています。すでに約3万ドルが備えられていますが、完成のためには残り480万円(約3万ドル)の資金が必要です。

この流れは、私たちへと託されています。あなたのご支援が、次の世代へ福音をつなぎます。ご献金の項目は「ハワイ」をお選びください。

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次回予告

なぜ今、ハワイ語で福音を届ける新たな取り組みが始まっているのか。そこには、次の世代への思いがありました——。


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