刑務所・収容施設で外国籍の方々に届けられる福音 ―― み言葉によって人が変えられていく現場

 

「裸であったときに着せ、病気のときに見舞い、獄にいたときに尋ねてくれたからである。」
マタイによる福音書25章36節

日本のある刑務所と収容施設で、外国籍の収容者の方々に福音を届ける働きが続けられています。
そこに通い続けているのが、関東にある教会で牧会しているFKT先生です。
その現場で用いられているのが、新生宣教団が提供する外国語版『マンガ メタモルフォシス』です。
面会はわずか20分。しかし、その短い時間と書籍を通して、人が変えられていく証があります。

 

なぜ、この場所に向かうのか

収容施設を訪れるFKT先生と外国語版『マンガ メタモルフォシス』

この働きは、特別な計画から始まったものではありません。
FKT先生はこう語ります。
「一番のきっかけは、この働きへと神様に導かれていったことです」
そして、こう続けます。
「最初の出会いがなければ、何も始まりません」
だからこそ、まず“行く”ことが大切なのだといいます。
なぜ刑務所や収容施設なのでしょうか。
「それはそこにいる多くの方が、神様の言葉や慰め、愛を求めているからです」
この場所には、み言葉を求める心が確かにあるのです。

 

福音が届いた瞬間

FKT先生は、初めて会う人に必ずこのように伝えます。
「あなたは愛されています。イエス様から愛されています」
「私は、ここまで来て、このことを伝えるように言われて来ました」
この言葉に、涙を流す人がいます。
家族からも見放され、誰にも顧みられないと感じていた人にとって、「自分のために会いに来てくれた」ということが、何よりも愛されている証としてその心に響くのです。
外国にルーツを持つFKT先生だからこそ、同じ言語で語りかけ、心に届くように福音を伝えることができます。
現場では、「来てくれて嬉しい」という声があり、「次はいつ来られますか」と尋ねられることもあります。
福音は、確かに求められています。

 

ここが「最後の機会」になるかもしれない

収容されている多くの人は、やがて母国へ帰ることになります。
つまり、ここで福音にふれることが、日本で最後のチャンスになる可能性があるのです。
FKT先生はこう語ります。
「その時に蒔かれた種が、帰国後に成長していくことを願っています」

 

一冊から始まる変化

福音書籍を前にお話しするFKT先生

施設では、本を直接手渡すことはできませんが、差し入れとして届けることができます。
そして、その一冊は面会後も、手元に残り続けます。
ある方は、届けられた福音書籍をきっかけに聖書を読み始め、やがて神のことばに向き合い、「もっと知りたい」と願うようになりました。人生を見つめ直し、帰国後の歩みへとつながっていきました。
一冊の出会いが、その人の人生の向きを変え始めていくのです。

 

内側から変えられていく人々

ある方は、「人を赦せない」と苦しんでいました。
また、自分自身のことも「赦せない存在だ」と感じ、深く苦しんでいる様子でした。
しかし、イエス・キリストとの関係が深まる中で、少しずつ前を向くようになっていきました。
また別の方は、福音によって落ち着きを取り戻し、施設の中で役割を任されるまでになりました。そして周囲から信頼されるようになり、変化が現れていきます。
それは、環境が変わったからではありません。み言葉によって、内側が変えられていった結果なのです。

 

何が本当に働くのか

限られた時間の中で何を語るのかは非常に重要です。
FKT先生はこう語ります。
「自分の言葉ではなく、聖書の言葉がなければ何もできない」
人の言葉ではなく、み言葉そのものが働く――それが、この働きの土台です。
面会の時間は、わずか20分で終わります。
しかし、その時に必ず伝えることがあります。
「私は帰るけれど、イエス様はあなたと共におられます」
その後も、神様ご自身が語り続けていきます。
この働きは、FKT先生が一人で始めたものではありません。
宣教師や働き人たちを通して導かれ、受け継がれてきました。その流れの中で、今も続けられています。

 

なぜ『マンガ メタモルフォシス』なのか

教会で牧会するFKT先生

数多い福音文書の中でも、特に効果的に用いられているのが、マンガ聖書『マンガ メタモルフォシス』(使徒の働き)です。
かつてキリストに敵対していたパウロが、神様との出会いによって人生を大きく変えられていく姿は、いま刑務所や収容施設の中にいる人々とも重なる部分があります。
また、マンガは、初めて聖書に触れる人でも読みやすく、イメージとして心に残りやすいという特徴があります。
この一冊は、ただの読み物ではなく、人生の転換点となることを願って届けられています。

 

福音が届いたしるし

FKT先生はこう語ります。
その人がイエス様に出会い、イエス様の弟子になることができたら、それで目的は達成されたと思います

それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、
あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。
マタイによる福音書28章19‐20節

次に会ったとき、表情が変わっている。
笑顔になっている。
「聖書を読みました」と語るようになる。
その変化を見るとき、福音が確かに届いたことを感じるといいます。
またこの働きは、与えるだけのものではありません。
時間も労力も費やしますが、それ以上に、神様からの祝福が与えられる働きでもあります。

 

この一冊が届けられる理由

このマンガ聖書は、新生宣教団が提供しています。そしてその一冊一冊は、皆様のご支援によって印刷され、福音を必要としている方々のもとへ届けられています。
あなたのご支援によって、キリストの愛が届けられ、誰かが神様に出会うきっかけが生まれています。
これは、単に本を届ける働きではありません。み言葉を届ける、福音宣教そのものです。

 

あなたも、この働きに加わることができます

この働きは、特別な誰かのものではありません。
語る人がいて、作る人がいて、送り出す人がいて、支える人がいる。そのすべてがつながって、福音は届けられています。

支えることもまた、伝道です。あなたのご支援によって、次の一冊を届けることができるのです。

祈りとご支援のお願い

どうかFKT先生のお働きと新生宣教団の働きを覚え、共に祈り、お支えいただきますようお願いいたします。


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