新生宣教団で梱包されるラフ語聖書

新生宣教団で印刷された聖書をタイなどの少数民族に送り届けているミッションパートナーから、ラフ語の聖書についてのレポートが届きましたのでお分かちします。
ラフ族は、ミャンマー、中国雲南省、タイ、ラオスに約70万人が暮らす山岳民族です。
新生宣教団では昨年10月にも、1952頁で賛美歌付きのラフ語聖書5万冊を送りました。
ミッションパートナーは、引き続きラフ語の賛美歌付き聖書を、できれば全てのラフ族の教会に向けて配布したいと願っています。
どうぞこの働きのために覚えてお祈りください。

S姉妹からの感謝のメッセージ

聖書を喜ぶラフ族の教会の兄姉

私の名前はSです。タイ北部のウィエンパーパオ地区にあるM教会の教会員です。
私たちが教会で使えるようにと送ってくださった聖書を、神に感謝します。そしてあなたがたの真心と支援に感謝します。
教会にはまだ聖書を持っていない人がたくさんいるので、これはとても役に立ちます。
彼らは自分の聖書を持ち、み言葉を学ぶことによって主と親密な関係を築くことができます。

B姉妹の証

様々な恐れに囚われていた日々

ラフ族の村

私の名前はBです。K教会に所属している67歳です。私はノンクリスチャンの家族に生まれました。姉妹が2人います。
私が子どもの頃、私の父は呪術医でした。そして私は父が悪霊に仕えるために様々な儀式を行うのを見て育ちました。
私が大人になって病気になった時、父の魔術を必要としました。父は悪魔を追い出すために呪文を唱えて儀式を行い、私は良くなりました。
しかし、私たちはそれから毎日、悪霊崇拝の儀式を行う必要がありました。私たちは水の霊、山の霊……あらゆる種類の霊を崇拝しました。
なぜならそれらの霊が私たちを攻撃したり、私たちに悪いことをしたりすることを恐れていたからです。
毎年田植えをする3月から4月頃には、田んぼの霊に敬意を払う必要があります。次に、ジャングルが私たちに危害を加えないように、ジャングルの精霊を崇拝する儀式を行う必要があります。
村人が木を切り倒したい時にも、彼らは精霊に許可を求めることがありました。なぜなら私達の生活のすべてが、これらの霊を崇める事に関わっていたからです。

キリストに出会って知った本当の平安

父が亡くなったとき、私は今住んでいる新しい村に引っ越しました。
私が20歳のとき、私たちの村に来てキリスト教を広めた伝道者がいて、彼はこう言いました。
「あなたがクリスチャンになったなら、もうそれらの悪霊をなだめ崇める必要はなくなります。
恐れの中で生きる必要はありません。なぜならキリストの御前では、いかなる悪霊もあなたを攻撃する力や権威を持てないからです。」
それを聞いて、私の友人の多くはイエス・キリストを信じ始めました。私は救い主としてイエスを受け入れるべきかどうか、数日間瞑想して考え続け、そしてイエスに従うことを決心しました。
そして私がイエス・キリストのもとに来た後、変化が起こりました。悪霊を恐れることはなくなり、人生で幸せを感じ始めたのです。
それまでは、常に悪霊を崇拝する必要がありましたが、今私はイエスに属しており、彼が私の人生を養ってくださいます。
私は特に、私の子どもたち全員を通して、神の愛を感じました。子どもたちは私のことをよく世話をしてくれました。
今私は67歳ですが、まだ健康です。田んぼではあまり仕事ができなくなりましたが、ちゃんと歩けます。私は私の人生のすべてについて神に感謝します。

聖書を待ち望んでいる人たちに送り届けるという、尊い働きに関わらせていただき、心から感謝します。ミッションパートナーのため、また新生宣教団の為にも覚えてお祈りください。
ミャンマーで苦難の中にある兄弟姉妹のためにも、引き続き覚えて祈りましょう。