ミース・ファウンデーションへのインタビュー

ミッションパートナー紹介

10月の記事に引き続き、ノルウェーカンファレンスに参加したミッションパートナー、ミース・ファウンデーションをご紹介します。
前回の記事はこちら

ミース・ファウンデーションはカリブ海周辺諸国で活動している宣教団体です。
日本で印刷されたマンガ聖書は彼らを通してプエルトリコを始めベネズエラ、メキシコ、ホンジュラス、ハイチ、その他多くの地域に送られ、彼らの宣教プログラムに用いられています。
ミース・ファウンデーションのマネージングディレクター、マリアリーサ・ガルシアさんにインタビューしました。

 

マリアリーサ・ガルシアさんへのインタビュー

マリアリーサ・ガルシアさん今回このようなお時間をとっていただき、ありがとうございます。
こちらこそありがとうございます。

本題に入る前に、簡単に自己紹介していただけますか。
はい。マリアリーサ・ガルシアと申します。プエルトリコ出身です。先ほど写真をお見せしたように、私は9歳の時に日本を訪れたことがあります。私の祖父はプエルトリコで日本の自動車メーカーの代理店をしていました。ですので、頻繁に日本へ行くことがあり、また日本からのチームをお迎えしたこともありました。私にとって日本は良い思い出のある場所です。

ミース・ファウンデーションのビジョン

ミース・ファウンデーションのビジョンはどのようなものですか。
ミースのビジョンは今から32年前に宣教の現場ですでに始まっていました。
創設者が当時宣教師をしている時に気付いたことがありました。宣教師は教会によって各地に送り出されますが、次第に教会に忘れられてしまいます。そして、支援が不足し宣教に必要なツールも不足してしまいます。彼は多くのリーダー、牧師が聖書を持っていないことを目の当たりにしました。そして彼はこう思ったそうです。「神様が機会とチャンスを与えてくださるのなら、いつの日か、各地に遣わされているキリストの働き人を支援し、み言葉のツールを援助する団体を設立したい」。そしてミース・ファウンデーションは、11年前にプエルトリコで設立されました。
私たちの働きは、すでに現場で教会開拓、弟子訓練を始めている宣教師、牧師を見つけ、月々のサポートと、その働きに必要な福音文書を供給することなのです。

月々のサポートとは必要な教材等以外に生活のサポートもということでしょうか?
そうです。ほんの少しではありますが経済的なサポートもします。そうすることで彼らは支えられていると励まされ、また生活に必要な最低限の物を揃えることができます。

カリブ海諸国の子どもたちの現状とマンガ聖書

マンガを持つ子どもたちカリブ海諸国の子どもたちの現状も教えてください。
多くの国で、基礎教育面においてチャレンジを覚えます。子どもたちのために良い教育環境があるとは言えません。ラテンアメリカ、カリブ海諸国では貧困があります。ですので、壊れた家庭環境の中で育つ多くの子どもたちがいます。貧困のため子どもたちには、精神面をはじめ、あらゆる面においての欠落した部分へのケアが必要です。そして、このような場面で、マンガ聖書は活躍を見せています。たとえ子どもたちが教会のある環境で教えられ育てられていなくても、または未信者の家庭で育てられたとしても、彼らはマンガに魅了されます。そして、読み始め、仮に自分で読めなかったとしても、読める誰かを見つけるのです。
若者をとりこにする力がマンガにはあるのです。

なぜミース・ファウンデーションのミニストリーのプロジェクトに「マンガ」を用いようと思われたのでしょうか。
私たちはマンガを、伝道のために用いますが、同時に弟子訓練の目的にも使っています。多くの国で、例えばベネズエラでは、マンガを軸にし順序立てて作られた弟子訓練プログラムがあります。これは基本的価値観に焦点を当て、イエス様が生涯を通して示し教えられた価値観を中心にツールが作られています。

子どもたちを魅了するマンガ聖書

マンガを読む子どもたち子どもたちの「マンガ」に対する反応は、他のテキストとどのように違いますか。またどのような成果がありましたか。
子どもたちは、その絵に魅了されます。子どもたちだけでなく、若い世代にも人気があります。ある時、伝道をしていると、大人が声をかけてきました。「私に一冊譲ってください」。彼らは聖書を読むことはなくても、マンガはきっと座り込んで読むことでしょう。

現在進行中のプロジェクトやビジョンについて教えてください。
6歳から14歳までに的を絞った「コネクティング・ウィズ・ジーザス」という伝道と弟子訓練のミニストリーをする団体があり、私たちは彼らとつながりを持っています。彼らのプログラムの中でもマンガが用いられており、ラテンアメリカ諸国に広がりを見せています。
彼らにも独自のプログラムがありますが、マンガ聖書を補助アイテムとして用いています。その働きを通して、今年だけで(7月現在)5,300人以上の子どもたちに福音を届けることができています。その内、1,600人の子どもたちが主を救い主として受け入れました。
このように私たちは多くの団体とつながり、さらに主の働きが拡大していくのだと思います。


マンガが子どもたちに喜びをもって受け入れられていること、またミース・ファウンデーションでは、一時的な伝道だけではなく、難しい環境にある子どもたちに必要な基本的な価値観を養う「弟子訓練」にも力を入れていることを知ることができました。そのような尊いプロジェクトにマンガが用いられていることを感謝します。
これらの働きがますます豊かに祝福されるように覚えてお祈りください。

ミース・ファウンデーションのプロジェクトについてはこちらの記事もお読みください。



・ミース・ファンデーション https://www.miesfoundation.org/

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