53年の祈りのすえに

※上の画像はイメージです

53年の祈りのすえに

新生宣教団で印刷された聖書を東南アジアのA国(※1)に送り届けているミッションパートナー(※2)から、感謝のレポートが届きました。
そこには昨年、生まれてはじめて自分の聖書を受け取ったクリスチャン男性の証が書かれていましたのでご紹介します。

ある兄弟の証し

自分の聖書を手にするS・K兄(※3)

私の名前はS・K、77歳です。結婚して9人の子どもがいましたが、今は一人です。
1992年、軍隊に追われてジャングルを逃げまどう中ですべての子どもたちを亡くしました。
妻は1993年の爆撃で殺されました。両親もいません。他の村人たちもどこにいるかわかりません。
私はすべてを失い恐怖の中にいました。私の人生はヨブよりも悲惨でした。
 
私はいつも自分の聖書を手に入れてそれを読みたいと願っていましたが、それは叶いませんでした。
牧師や伝道師に「なんとかして聖書を手に入れることができないか」と何度も求めていましたが、返ってくるのはいつも「聖書を手に入れるのは難しいよ」という答えでした。彼らは「もし聖書を手に入れることができたら、それをあなたに渡すよ。」と言っていましたが、結局受け取ることはできませんでした。
そこで私は牧師に頼るのを止め、神にのみ求めることを決め、神は私の必要を満たすことができる方だということを信じました。
私が自分の聖書のために祈り始めたのは1966年、24歳の時でした。2019年、53年の祈りの後、神は私の祈りに答え、聖書と賛美歌を与えてくださいました。
 
今私はバンブーの葉でできた家に一人で暮らしていますが、神が私を救ってくださり、いつも励ましてくださるのでとても幸せです。
聖書を読む中で、神が誰であり、神がどれほど偉大かをより深く理解できるようになりました。
私には何の財産もありません。しかし人生で最も大事なものを持っています。神の言葉です。


S・K兄弟の証しにはこの地域のクリスチャンが置かれている様々な課題があらわされていますが、最も強く感じるのは神の言葉の必要性とそれに対する渇きです。
新生宣教団は今年も、このミッションパートナーを通じて、彼と同じようなグループに向けてさらに7万4千冊の聖書を提供します。

聖書を望んでいる彼らが聖書を手に入れることができるように、ミッションパートナーの働きがますます祝福されるように、新生宣教団での印刷作業が守られ、良いものを無事に送り届けることができるように覚えてお祈りください!

▶ 寄付する

(※1・2)宣教は禁止されていませんが、細心の注意が必要な国のため、国名と団体名は仮名表記となっています。
(※3)地域の特定を避けるため、聖書の文字をぼかしています。

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